今日は新車の小型ダンプカーの商談でお客様がご来店しました。
開業間もないころからお取引いただいているお客様で、今お乗りいただいているダンプもずっと私が整備しています。
今お乗りのダンプの修理代が嵩んでくるようになり、そろそろ限界に近付いている感じがするので代替えを提案しました。
本来は直せば乗れるものですが、働く車は突然壊れた時に商売に影響を及ぼすことを避けなければなりません。
建設現場でダンプが上がらない、エンジンが掛からない、なんてことがあってはいけません。
年式と走行距離。「まだ乗れるけどリスクは徐々に増していく」リスクバランスとコストバランス。
いつも車を使う人を想像して、「この車は年間走行距離が多いな」とか「最近年間走行距離が減ったな」とかの情報を頭に入れて消耗品の交換を提案しています。「働く車は止めてはならない」「消耗品は使い切る」。それがお客様の利益になるので、私の努力でお客様の商売が繁盛されていたなら整備士としてこの上ない喜びです。
ただ某トラックメーカーの品質があまりにお粗末で故障が多発し、車の品質の問題なのに整備した私に怒りの矛先を向け、大口顧客が離れていった苦い経験があります。もうトラック整備は懲り懲り、そんな気持ちになりました。
しかし私が「トラックはやらない」と言えば困るお客様もいる事実。最近のトラックは乗用車並みに自動ブレーキも標準装備されたり車両価格が急激に上昇しています。商売としてはやりにくい。
私は考えた。「やはりお客様が生活できる」ことが最優先であり自分の利益はその後で。
時には私の先回りしすぎた思考がお客様との思惑と一致せず、ご迷惑おかけすることもあります。
でも「人間だもの失敗することもある」と反省しても自分を責めず、次こそは喜んでいただけるように提案する。
タイトルの理由
商談中に「ダンプは高いけど値切ったりするのは何だかなぁ、車のことはいつも名越さんに任せているし」
私は「お前に任せる」この一言の為に努力を重ねているのだと思う。
安心してください、全力で値引きしていますから。
ただ安くしすぎて私が損したらお客様が悲しむじゃないですか。コレットが潰れたらお客様が困るじゃないですか。コレットが繁盛したらお客様へのサービスが充実させられるじゃないですか。
情報が乱れかうこの時代に何が安くて何が高いか分からないじゃないですか。
安いと思ったものが後から高くついたり、高いと思ったものが長持ちして愛着が沸きお金に換えられない価値となったり。
久しぶりに書き殴ったブログでした。こんな日もたまにはいいじゃないですか(笑)
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