K12マーチのマニュアルミッション車は、純正シフトレバーを外してもレバー先端がねじ加工では無いので社外のシフトレバーを取り付けることが出来ません。
それでも社外シフトノブを取り付ける為には、レバー先端にねじ加工を施すか、ホーローねじ(いもねじ)で固定するタイプのシフトノブを選ぶことになります。
レバー先端のねじ加工は結構大変な作業になることと、ねじ固定タイプだけでは好みのシフトレバーがあるとは限りません。
そこで当店で開発したシフトノブアダプター(以下アダプター)ならお好みのシフトレバーを簡単に取り付けることが出来ます!
それでは取り付け方を説明していきます。
1. 純正シフトノブをとりはずす。

シフトレバーブーツをめくり、レバー下にドライバー2本などを使い、両手で握って引き抜きます。
2.樹脂部品を取り除く

レジ袋などでレバーシャフト付近を養生して、プライヤーで樹脂部品先端をつまみ、回して先端部分を割って取り除きます。残った部分は下から引き上げるように抜き取ります。


3. アダプターを取り付ける

シフトレバーシャフトにアダプターを差し込み付属のホーローねじ(いもねじ)と六角レンチを使用して固定する。
4. お好みのシフトノブを取り付け、シフトノブの位置が決まらない場合にはアダプターを回して位置決めする。

5. アダプターにシフトレバーブーツを掛けて完成です!

アダプターのネジ径は10mm ピッチは1.25です。適合するシフトノブを取り付けてください。
6. 取り除いた樹脂部品を保管する


万一、純正シフトノブに戻す場合には割った樹脂部品の破片を集め接着剤などで再生すれば、純正シフトノブを元通りにすることも可能です。
応用編
7. ショートストローク化にする。
再生は不可能になりますが、レバーシャフト先端を切断してアダプターを取り付けると、シフトのレバー比が変わりショートストローク化が可能になります。多少切り過ぎてもアダプターで高さ調節も可能です。

のこ歯などでシフトレバーシャフトを切断します。(今回はローレット加工部分を切断しました。切断代は35mm程です)


上が切断前の高さで下が切断後の高さです。ノブの位置が低くなりますが、バケットシートに交換して座面が低くなった場合には丁度良い位置に来ると思います。背景のドア内張りに写る部分で比較すると下がり具合が分かると思います。「低すぎた」と思ったらアダプターの取り付け位置を上げて固定すれば、切断した長さの範囲以内なら調節も可能です。シフトレバーシャフトにねじ加工を施すと高さ調整が出来ないので、当店オリジナルシフトノブアダプターは便利です!
価格は7,600円(税込)です。通販または来店にてお買い求めいただけますのでご購入よろしくお願いいたします!!